まるきゅう通信 vol.5

梅雨らしいジメジメとした日が続きますね。

今月はこの蒸し暑い気分を涼しげにしてくれるお菓子、葛饅頭をご紹介します。

市販されているでんぷんにはいろいろな種類がありますが、本葛粉は山野に自生するマメ科の植物で「くず」の根から精製したでんぷんです。掘り取った根をすりつぶし、水でもみ出し何回も水にさらして製します。

江戸時代の農学者、大蔵永常による「製葛録」には昔からの製法が記されています。

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100241116/

 

手軽にできる葛饅頭の作り方をご紹介します。

 材料  葛粉      75g

     グラニュー糖  75g

     水      150cc

     練り小豆   150g

 1.練り小豆を八等分し丸めておく

 2.葛粉と水を混ぜあわせ、茶こしなどで濾してから砂糖を加える

 3.2を鍋に入れ火にかけ木べらでなべ底からよくかきまぜながら全体が透明になるまで練り上げる

 4.茶碗などにラップを敷き3の1/8量をいれて丸めた小豆を中央にのせ、茶巾絞りにし口を輪ゴムで止める。全部で八個つくる。

 5.4を冷蔵庫や氷水で冷やし、固まったらラップを外してできあがりです

より透明な葛饅頭にしたい場合は4.のあと蒸し器で10分ほど蒸してから冷やすとより涼しげな葛饅頭になりますよ。