まるきゅう通信vol.15
今月は天草と寒天についてご紹介します。
ところてんや羊羹などに使われる寒天には棒寒天、糸寒天、粉寒天などがありますが、その原料はテングサ科の海草です。原料となる天草にはいくつか種類がありますが、海から引き揚げた海草を何回も洗って干して、を繰り返すと黄色っぽい晒し(さらし)と呼ばれる天草になります。
天草を煮溶かし濾した汁を固め棒状に切り分け、気温と湿度の低い冬場に外干しするなどして水分を抜き乾燥させたものが寒天です。
今月は寒天ではなく晒し天草から水羊羹を作ってみました。
てんぐさ5gと水500㏄を鍋に入れ火にかけます。沸騰したらお酢小さじ1をいれ、弱めに中火で30分程度木べらで混ぜながら煮ます。
キッチンペーパーなどで濾し、市販のあんこ(200g程度)を混ぜ型に入れ冷蔵庫で冷やし固めればできあがりです。
つぶあんを混ぜずにただ冷やし固めるたけでもプルンとした美味しいかんてんができますので、ご興味ありましたら是非お試しください!